グルコサミン硫酸塩
グルコサミンはカニ、ロブスター、エビ等の殻に多く含まれ、体内にも存在するアミノ糖の一種です。
軟骨形成のための栄養素で、変形関節炎ではこのクッションが薄くこわばるようになります。
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体内での動き
1960年代にイタリアで変形性関節症に効果があることが確認されて以来、現在ではアメリカをはじめ多くの国で使用されています。軟骨形成のための栄養分であると共に軟骨細胞も刺激し、ヨーロッパではDMOAD(disease modifying drugs for osteoarthritis:関節の構造自体に作用して病気の進行を遅延させることができる物質)に分類しようとする動きが出ています。
Setnikar博士の報告では、硫酸グルコサミンはグルコサミンのプロドラッグで、吸収されやすく体内でグルコサミンと硫酸イオンになります。グルコサミンの分子量は小さく、水溶性で生体膜を通過しやすい性格があり、関節軟骨や骨に特別な方向性を有しています。放射能で標識したグルコサミンを投与すると放射能活性が関節軟骨や骨を含む様々な器官で見ることができるため、軟骨には血管が通っていなくても、投与したグルコサミンが軟骨に到達していることが証明されています。 -
注意点
悪心、胸やけ、下痢、便秘などの軽い副作用を引き起こす場合があります、まれに眠気、頭痛、皮膚の反応等があります。
貝アレルギーの人が反応するのは主に貝の身です。殻に反応を起こしたという報告はありません。妊婦、授乳中の女性、喘息患者の方は使用しないでください。 -
安全性
European DMF(drug master file)の規準に従って製造され、トレーサビリティーもしっかりしているヨーロッパ産の高品質のものを使用しています。日本国内の提携大学においても成分分析をおこなっています。
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医薬品との相互作用(禁忌情報)
アセトアミノフェン、ガン治療薬、糖尿病治療薬、ワルファリン
2型糖尿病の人では血糖値の抑制を著しく阻害しないことが示されています。
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