コンドロイチン
軟骨などの結合組織の構成成分です。関節軟骨の機能・構造を保つ働きがあります。
サメ軟骨、スジ肉、納豆、オクラなどに多く含まれています。
イブプロヘンなどの抗炎症薬と併用すると変形関節症の関節炎が原因の股関節、ひざ関節の痛みを軽減します。痛みが軽減するまで4ヶ月間程かかる場合があります。グルコサミン硫酸塩と組み合わせた商品が販売されていることもよくあります。心疾患、骨粗しょう症、高コレステロール血症などを改善します。
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体内での動き
唾液や胃液の分泌を刺激する物質が含まれています。コンドロイチン硫酸はD-グルクロン酸とD-ガラクトサミンのユニットが直鎖状につながっており、ヒトの軟骨、骨、角膜、皮膚、血管壁などに存在します。コンドロイチン硫酸などムコ多糖類はプロテオグリカンの95%を占め、関節軟骨の構造と機能を保ち、外部のショックを吸収する役割があります。関節炎になるとコンドロイチン硫酸の生成が減少し、軟骨の弾性がなくなって痛くなります。
コンドロイチン硫酸の効果
1)プロテオグリカンやヒアルロン酸の合成の促進。
2)消炎作用。
3)たんぱく質溶解作用を促す酵素の抑制(異化作用抑制)。
4)関節軟骨より放出される一酸化窒素の抑制。 -
注意点
下痢、便秘、胃痛、吐き気、まぶたのはれ、不整脈などを起こすことがあります。
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安全性
一般的には安全です、天然ゴムアレルギーのある人では重度のアレルギー反応を起こす可能性があります。
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医薬品との相互作用(禁忌情報)
ワルファリン。
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