セレン(Se)

別名セレニウムとも呼ばれます。ヒトにとって必須な微量元素であり、その欠乏は中国東北部の風土病 (克山病)としてよく知られています。古くから毒性の強いミネラルとして知られていましたが、比較的最近になってセレンの働きについて研究が進んでいます。特に抗酸化作用について注目されています。

  • 体内での動き

    セレンは活性酸素の一種である過酸化水素やヒドロペルオキシドを分解するグルタチオンペルオキシターゼの構成成分です。ビタミンEやSOD酵素などと共に、抗酸化システムに重要な役割を担っています。またアスコルビン酸の再生、甲状腺ホルモンの活性化と代謝に関与する酵素の構成成分でもあります。

  • 注意点

    セレンは人体にとって必須元素ですが、必要量と過剰症を起こす量の幅が狭く、サプリメントなどで長期にわたって過剰に摂取すると、脱毛や爪の変形、嘔吐、下痢、しびれ、頭痛など中毒症状が現れます。

  • 摂取方法

    日本では通常の食事で不足する心配はほとんどありません。しかしセレンの摂取量が少ないと発がんリスクが高くなると示唆されています。

  • 安全性

    セレンは毒性の強い元素なので、安易な多量摂取は危険です。

  • 医薬品との相互作用(禁忌情報)

    妊娠中の過剰摂取は催奇形性、流産の恐れがあります。また過剰摂取によって末梢神経障害や消化器の機能異常が現れる可能性があります。

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