ビタミンE(α-tocopherol)

8種類の同族体(α、β、γ、δトコフェロールおよびα、β、γ、δトコトリエノール)を持つ、脂溶性ビタミン。最も生理活性が高いのはαトコフェロールで、生体内のトコフェロールの約90%を占めています。

  • 体内での動き

    抗酸化物質として体内の様々な物質の酸化を防ぎ、老化や病気を予防します。特に細胞膜に広く存在し、自身が酸化されることによって細胞膜の酸化や過酸化脂質の生成を防いでいます。また、血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑えて毛細血管を拡張させ、血液循環を良くする働きがあります。他、性ホルモンの生成や分泌に関与し、生殖能力を維持する作用もあります。

  • 注意点

    糖尿病の人、血圧の高い人、特にリウマチ性心臓病の人、甲状腺機能亢進症の人が最初から大量に摂ると血圧が上がり危険です。少量から始め徐々に増やすことをお勧めします。
    ビタミンEと鉄分は働きを相殺しあうので8時間以上の間隔を開けて摂ることをお勧めします。
    一日1200mg以上の投与はビタミンKの代謝を妨害し、クマリン等の抗凝固作用を増長するおそれがあります。

  • 摂取方法

    1日400〜600IUの摂取。 サプリメント:油をベースにしたカプセルと水溶性にしたドライ(固体状)の錠剤での摂取が可能です。
    推奨される一日の許容上限摂取量は1000mg、合成ビタミンEなら1100mg、天然型なら1000mgです。

  • 安全性

    他の脂溶性ビタミンに比べると経口投与で比較的毒性がないといわれています。
    一日1200mg以上の投与はビタミンKの代謝を妨害し、クマリン等の抗凝固作用を増長するおそれがあります。

  • 医薬品との相互作用(禁忌情報)

    抗凝固薬や血小板凝集阻害薬との併用により、出血リスクが高まります。(ビタミンK依存凝固因子との拮抗や血小板凝集の抑制によるものと考えられています)

2件中 1〜2件目
並び替え
表示切替
2件中 1〜2件目