β-カロテン(ベーターカロテン)
植物に豊富に含まれる赤橙色の色素です。夜盲症・視力低下防止、胃潰瘍の回復、ガン防止に有効です。
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体内での動き
β-カロテンは体が必要とする分だけ肝臓でビタミンAに変換されます。夜盲症やその他目の病気を防ぐとともに、ニキビなどをはじめとする皮膚の障害を防ぎます。免疫力を高め、胃潰瘍の回復、環境汚染による影響やガンの発生を防ぎ、特に各器官の上皮組織の健康維持や修復に必要です。骨や歯を作るためにも必要です。脂肪の貯蔵を助け、風邪やインフルエンザ、感染症を防ぎます。細胞の酸化を防ぐ抗酸化物質として働き、ガンなどの生活習慣病と老化を防ぎます。ビタミンAがないと、体はたんぱく質を使うことができません。
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注意点
肝臓の悪い人はビタミンAのカプセルやたら肝油のカプセルを大量に摂ってはいけない。妊娠中の女性は1日25,000IU以上摂らないこと。子供は1日18,000IU以上を1ヶ月以上摂り続けてはいけない。糖尿病、甲状腺機能低下症、肝臓や胆のうに障害のある人は、β-カロテンのビタミンAへの変換がよくできないのでビタミンAの形で摂ること。
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摂取方法
1日20,000〜30,000IU。
サプリメント:天然魚の肝油から取ったものと水溶性のものがあります。 -
安全性
簡単に排泄されずに貯蔵されるため、1日当り50,000〜100,000IUを1ヶ月から2ヶ月以上続けて摂った場合、短期間に大量に摂った場合は、頭痛、眩暈、腹痛、吐き気、嘔吐、脱毛などの症状が起きることがあります。
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医薬品との相互作用(禁忌情報)
抗生物質や下痢、またある種のコレステロールを下げる薬はビタミンAの吸収を妨げます。
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