ルテイン

ルテインは、抗酸化作用を持つカロテノイドの一種で、目の水晶体、黄斑部に多く含まれています。視覚機能の中枢をなす黄斑部を保護する抗酸化物質です。

  • 体内での動き

    ルテインは、ほうれん草など緑黄色野菜に多く含まれています。
    目に入る光線の中で、ほとんどの紫外線は水晶体で吸収されますが、可視光線である青色光は、網膜に到達します。ルテインは青色光を吸収する成分の一つとして黄斑部の色素層を構成することで、エネルギーの強い青色光線のフィルターとして作用しています。 黄斑部はフリーラジカルの酸化障害を受けやすく、ルテインは抗酸化物質として黄斑部を保護しています。
    ●ルテインと加齢性黄斑変性症(AMD)
    欧米では中途失明原因のトップがAMDで、日本でも急増しています。
    *ヒト介入試験で、ルテイン補助食品により黄斑色素が増加することが証明されています。
    *ルテインとゼアキサンチンが豊富な食事は、AMD患者の視覚機能を改善します。

  • 摂取方法

    ルテインを含む食物はホウレン草などの緑黄色野菜ですが、眼病予防のために通常の食生活からでは十分な量を摂ることが難しく、不足しがちになっています。その素材として使用されているマリーゴールドは、ルテインを最も多く含有しています。AMD予防に対して、ルテインを毎日最低6mg摂ることが必要とされています(この量はほうれん草にすると半束60〜80gになります)

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