葉酸(folic acid ビタミンM)

パラアミノ安息香酸、グルタミン酸、プテリジンからなる化合物。体内では還元されてジヒドロ葉酸を経て、テトラヒドロ葉酸に変換された後、補酵素として働きます。サプリメントなどに添加されている葉酸は「モノグルタミン型」で、一般食品に含まれる葉酸より吸収率が高いことが知られています。

  • 体内での動き

    赤血球の元となる赤芽球の産生に関与し、正常な赤血球を作るために不可欠で、貧血を予防します。また、核酸やたんぱく質などの生合成に関与し、DNAの合成や健康な細胞の新陳代謝を助けます。特に胎児や細胞分裂の盛んな器官では葉酸の要求量が多くなります。また、ビタミンB6、ビタミンB12とともに働いてホモシステインの産生を押さえ、動脈硬化を予防します。

  • 注意点

    日本人の約15%に葉酸代謝不全の遺伝子を持つ人がいるとされています。妊娠の予定(可能性)のある女性はプテロイルモノグルタミン酸(サプリメント)として400μg上乗せして摂ることが推奨されています。(日本人の食事摂取基準2010年度版)
    経口避妊薬を摂取している人は摂取量を増やすことをお勧めします。
    ホルモンに関係するガンやけいれん、発作を伴う障害のある人は、長期に渡る大量摂取を避けることが賢明です。

  • 摂取方法

    大人のRDAは1日400mcg。妊娠中は800mcg。授乳中は600mcg。平均的な人の食事には約220mcgしか含まれていないのでサプリメントなので補給する必要があります。
    B群のビタミンには相互作用があるため、全部一緒に摂取すると、それぞれの効果も高くなります。

  • 安全性

    1日5mgまでの摂取による毒性の報告はありません。

  • 医薬品との相互作用(禁忌情報)

    フェニトン(抗てんかん薬)
    と同時に摂取した場合、相互に血中濃度を低下させる作用があります。
    葉酸代謝拮抗薬(抗ガン剤)カベシタビン(抗ガン剤)
    フルオロウラシル

1件中 1〜1件目
並び替え
表示切替
1件中 1〜1件目