クロム(Cr)
クロム単体のほか数種類のクロムが存在します。自然界に存在するクロムはほとんどがクロム単体か3価クロムで、毒性はほとんど知られていません。6価クロムは人工的に造られた工業品で、毒性が強く中毒が発生した事例がありました。
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体内での動き
おもに三大栄養素の代謝に関わる重要なミネラルで、インスリンを活性化させ血糖値を正常に保ち糖尿病を予防したり、脂質異常症や動脈硬化の予防に働きます。
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医薬品との相互作用(禁忌情報)
クロムを含むハーブ(スギナ等)を慢性的に摂取すると、クロムの過剰摂取を起こすおそれがあります。
鉄との同時摂取で鉄の輸送タンパクへの結合と競合し、鉄欠乏症の原因となる可能性がありますが、通常量では臨床的に重要ではないと考えられます。
腎障害のある人は、クロム摂取で症状が悪化する可能性がありますので、摂取を控えてください。
糖尿病患者は、血糖値が低下する可能性がありますので、モニタリングしてください。
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