ビタミンD
植物由来のビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と動物由来のD3(コレカルシフェロール)があります。きのこなどに含まれるエルゴステロールおよび動物表皮に存在する7-デヒドロコレステロールが、それぞれ紫外線を受けることによって、ビタミンD2およびD3が産生されます。
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体内での動き
カルシウムおよびリンの吸収を促進したり、カルシウムの骨や歯への沈着を促進する働きがあり、丈夫な骨や歯の形成を助けます。また、血液や筋肉中のカルシウム濃度を調節する働きがあり、正常な神経伝達や筋肉の収縮、血液凝固などにおいて重要な役割を担います。
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注意点
大量摂取し続けると血中カルシウム濃度が高まり、全身倦怠感や食欲不振、腎臓などの石灰化が起こりやすく、不足ではくる病、骨軟化症、骨粗鬆症などが起こりやすくなります。
消化器障害、肝・腎・胆機能の低下や制酸剤、鉱物油、ステロイドホルモンなどは吸収を悪化させるおそれがあります。 -
摂取方法
RDAは1日400IUもしくは約10mcg。
妊娠中・授乳中は400IU以上必要です。
サプリメント:魚の肝油から取った400IUのカプセルが一般的です。 -
安全性
大人で1ヶ月間1日1,000〜1,500IU以上、幼児で400IU以上、子供で600IU以上摂った場合、毒性の症状が出ることがありまあす。1,000IUのDと25,000IUのAを組み合わせて定期的に摂るとトラブルの可能性があります。
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医薬品との相互作用(禁忌情報)
■ジゴキシン、ジギトキシン、メチルジゴキシン(強心剤)との併用は作用が増強され不整脈を起こすおそれがあります。
■アルファカルシドール、カルシトリオール(活性型ビタミンD3製剤)との併用は作用が増強され、高カルシウム血症を招く恐れがあります。
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